デジタル流通パートナーは、アーティスト名の表記について非常に厳しいルールを設けています。例えば、複数のアーティストが参加している場合は、それぞれ別々のアーティストとして表記され、絶対に一つのバンド名として表記することはできません。特定の文章や情報が使用されている場合は決まった句読点が使われなければならなかったり、逆に特別なケースを除いて記号類は使えなかったりします。基本的にandやitなどの一部の単語以外は単語の1文字目だけを必ず大文字にする必要があります。そのため担当者がチェックする際には、必要に応じてアーティスト名を変更あるいは修正したり、アーティスト自身で変更あるいは修正するように連絡があります。

クリエーティブなアーティスト名や全て小文字やすべて大文字のアーティスト名は、そのアーティスト名の表記が広く知られている場合、そしてABBAやLOLなどの短縮形である場合、あるいはAC/DCやMGMTなどすでに定着しているアーティスト名の場合に限られます。

とはいえ、そのアーティスト名がネット上ですぐに確認できる状態の場合は、デジタル流通パートナーが許可することがあります。

なお、この例外処理が適用されるのはアーティスト名だけです。アルバムタイトルやトラックタイトルには例外処理は絶対に許可されません。

登録時には、こうしたルールに沿うようにシステムが自動的に修正を行います。そのため、アーティスト名に対する例外処理が必要な場合は、該当タイトルが担当者のレビューのために提出される前に手動で例外処理を適用する必要があります。手動でアーティスト名が修正されるまで、絶対に担当者のチェックのために提出しないでください。

該当アーティスト名をネット上で確認できるのであれば、担当者のチェックのために
提出する前に希望する通りの綴りでバンド名あるいはアーティスト名が明記されている次のような情報へのリンクを最低でも2つ送ってください。繰り返しになって恐縮ですが、該当タイトルが発売になってからでは変更ができませんので、修正が完了するまで絶対に担当者のチェックのために提出はしないでください。ただし、登録は完了しており、必要な登録料やバーコード料金も支払い済みである必要があります。

- Wikipediaのアーティストページ

- アーティストあるいはミュージシャンのFacebookページ(個人ページではなく)

- 最低でも100回以上の再生回数があるYouTubeビデオ

- アーティストの公式ウェブサイト

- 希望する通りの綴りでアーティスト名が明記されたAll Music Guideのページあるいは他のミュージックレビューサイト

この例外処理を依頼するサポート依頼を
CD BabyのHelp Centerから英語で送ってください。その際には「How would you like us to contact you?」で「please answer my ticket」を選んでください。次に「Select an option below」メニューから「Casing Web Presence」を選んでください。Descriptionsに記載されたリンクを担当者が調べ、例外処理が可能かどうかを判断します。