YouTubeで売り上げを上げる

この記事は、2013年8月6日にCD Baby DIY Musician Blogに掲載された記事、How Musicians Make Money from YouTubeの翻訳です。

By
Chris Robley

Brian Botkiller氏によれば、今やYouTubeが「世界のジュークボックス」と呼ばれているそうです。オンラインで新たな音楽と出会うための、最も広く認知されたツールというわけです。毎月、10億人の人々が60億時間のビデオをストリーミング再生しています。そして、その多くが音楽です。

こうしたYouTube上の活動が、インディミュージシャンの新たな収入源となっています。

あなたの音楽は、YouTubeで聴けますか? 聴ける? それは、すばらしい!

でも、YouTubeで売り上げは上がっていますか? 上がってない? もったいないですね。では、
CD Babyが助けになるかも知れません。CD Babyでは、YouTubeビデオで音楽が使われた登録アーティストに対し、すでに約5千万円をお支払いしているのです。

多くのインディミュージシャンは、YouTubeで楽曲から「売り上げ」を上げられることを知りません。YouTubeは、アーティスト自身が、その楽曲から売り上げを上げる方法を提供していませんから、当然と言えば当然でしょう。

ご存知でしょうが、YouTubeチャンネルを作成して、自分のビデオから売り上げを上げることは可能です。でも、その楽曲から売り上げが上がることはありません。その違いを理解することは大事です(詳細は、後述します)。


YouTubeがミュージシャンに支払う売り上げとは、何の「売り上げ」なのでしょうか?


答は簡単:広告収入です。YouTubeは、結局のところGoogleの一部なんです。

バナー広告、ビデオ広告、5秒経つとスキップできる広告やスキップできない広告などですね。YouTubeは、Googleの機能を利用し、ユーザの過去の検索履歴、ウェブ閲覧履歴、視聴傾向、場所、そして考えるのもおぞましいその他の様々なデータを参考に、特定の視聴者が最も反応しそうな広告を表示します。ちなみに、その仕組みは、Googleだけが知っています。

ちょっと脱線してしまいました。いずれにしろ、企業は、こうした標的型の広告を利用するためにYouTubeにお金を払っています。場合によっては1クリック毎に、場合によっては1表示毎に、場合によってビデオ広告の1再生毎にです。そしてYouTubeは、この売り上げの一部を、広告が表示されたビデオをアップロードしたユーザ、つまりコンテンツの作者と分配します。

簡単に言えば、その楽曲が使用されたビデオに対してYouTubeが広告を表示することにより、ミュージシャンにYouTubeから売り上げが上がります。


YouTubeでビデオから売り上げを上げることと、YouTubeで楽曲から売り上げを上げることは、違います。

さて、上に書いた内容は、YouTubeをよく使っているミュージシャンなら、すでにご承知でしょう。しかし、多くのミュージシャンが知らないことがあります。それは、自分のチャンネル内のビデオだけでなく、自分の楽曲が使われたすべてのYouTubeビデオからも売り上げを上げることができる、ということです。そして、それをCD Babyが実現します

その仕組みは、こんな感じです。誰かの走り回る猫のビデオであなたの曲が使われると、YouTubeはその曲を特定します。そして、そのビデオに広告が表示されると、その広告収入の一部が「あなた」に分配されるのです。そうです。どこかの誰かがあなたの楽曲をYouTubeビデオで使うだけで、ビデオの広告収入の一部があなたに支払われるのです。


自分以外に、YouTubeで自分の楽曲を使う人なんているのでしょうか?


はい、いっぱいいます。そして、より多くの人がYouTubeビデオであなたの曲を使えば、あなたの売り上げが増えるのです。あなたの楽曲が他人のYouTubeビデオコンテンツで使われるいくつかの例を挙げましょう:

  • ファンによるビデオ(あなたのファンによるビデオ制作コンテストなどを行って奨励できます)
  • 走り回る猫のビデオ(あるいは、サウンドトラックを必要とする他のホームビデオや家族のスライドショー)
  • 企業のプレゼンテーションやハウツービデオ
  • コマーシャル
  • 楽曲のビデオ(誰かがあなたの楽曲にアルバムジャケットやバンドの写真などを付けてアップロードしたビデオ)
  • その他


YouTubeで使われた楽曲の売り上げを受け取る


CD Babyの使命は、アーティストが売り上げを上げる手伝いをすることです。ミュージックビジネスが、技術革新と無縁でいられなくなった今、インディミュージシャンも乗り遅れてはいけません。そこで、皆さんが
YouTubeで楽曲から売り上げを上げるためのソリューションを用意しました。

すべての登録アーティストがYouTubeからの売り上げを取りこぼさないように、YouTubeで売り上げを上げるためのオプションを無料にしました(アルバムあるいはシングルの登録料以外にオプション料金は不要です)。

CD BabyとRumblefishが提携したこの同期ライセンスのオプションを使えば、あなたがCD Babyで販売しているすべての楽曲の音響的特徴がYouTubeによって特定され、YouTube上でその楽曲が使われたすべてのビデオが独自のIDシステムで検出されます。YouTubeがそのビデオに広告を表示したことによって売り上げがたてば、その一部を回収してアーティストにお支払いします。CD Babyでは、YouTubeで楽曲が使用されたインディアーティストに、すでに約5千万円をお支払いしています。2013年末までには、この金額が1億円を超えると予想しています。あなたもすでに売り上げを受け取ってますか?

YouTubeから楽曲の売り上げを受け取りましょう

YouTubeで売り上げを上げる方法に関する詳細について、無料のPDFガイド(英語)を用意したので、よろしければ
ダウンロードしてください。