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BandPageがAllMusicと提携

この記事は、2016年4月15日にCD Baby DIY Musician Blogに掲載された記事、”BandPage now integrated with AllMusic”の翻訳です。

By Chris Robley

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AllMusicにバンド情報をこれまでより簡単に掲載できるかも


AllMusicは、iTunesやSpotifyもアーティストのバイオやアルバムレビューの情報源として利用している、オンラインで最も重要なミュージックのリソースの一つです。

そのデータベースにアーティスト情報を掲載するには、
このページにある通り、直接AllMusicに製品を提出しなければなりません。

AllMusicの担当者にミュージックを聴いてもらうには、確かに直接提出するのが一番だと思いますが、最近YouTubeに買収されたばかりのミュージシャン向けサービスであるBandPageがAllMusicと提携したことで、もっと簡単にAllMusic.comに情報の一部を転送できる可能性が出てきました。

AllMusicの情報ソースによれば、BandPageプロフィールの商品およびコンサートチケット部分が来週から統合されるということです。彼らは「BandPageのバイオや画像はまだ利用していません」としながら、「今後も利用しないということではありません」と続けます。

BandPageからどの情報をAllMusicのデータベースに転載するかの決定権は、当たり前ですがAllMusicが持っています。つまりAllMusicへの情報転送が自動化されても、すべての情報が必ず掲載になる保証はありません。でも、ライブと商品の情報がAllMusicに掲載されるだけでも素晴らしいことでしょう。

BandPage側がブログで発表した内容は
こちらです:

As a BandPage musician, you will be automatically enabled via your BandPage editor to provide AllMusic with your BandPage profile materials. If you keep this option enabled, AllMusic will have the option, at its election, of using your BandPage profile materials across its service starting 48 hours from the time of this blog post.


Please note that AllMusic may choose not to use any or all of your BandPage profile materials. For example, AllMusic may choose to display your upcoming events and merchandise listings, but not your BandPage biography or profile picture at this time. If your content is not made available to AllMusic and you would like to request that it be made available, please contact us and include the URL of your AllMusic profile; our team will help pass along your request!


If you do not want to provide AllMusic with your profile materials, you may opt-out by visiting your BandPage editor and deselecting the ‘Enabled’ option in the ‘Audience’ tab.


If you do wish to participate but do not see your BandPage content on your AllMusic artist profile page please contact us and include the URL of your AllMusic profile.


To provide your most up-to-date materials, make sure you update yourBandPage profile often. If you need help, we got you covered.


訳注: つまり、BandPageを使っているミュージシャンのプロフィールの内容は、自動的にAllMusicに転送されるようになります。

どの情報を掲載するかは、AllMusicが独自の判断で決定します。AllMusicに表示されていないBandPageの情報の表示を希望する場合、AllMusic側のプロフィールのURLを明記して
電子メールでBandPageへ連絡すると、AllMusicに申請は出してくれます。

プロフィール情報を提供したくなければ、BandPageエディタで‘Audience’画面の‘Enabled’オプションを無効にしてください。

上記のオプションが有効なのにBandPageの内容がAllMusicのアーティストプロフィールページに表示されない場合は、AllMusicのプロフィールURLを明記して
電子メールでBandPageへ連絡してください。

情報を最新に保つためにも、BandPageのプロフィールを頻繁に更新することをお勧めします。


-以上-

コマーシャルで曲が使われたらiTunesで1万回ダウンロードされた

この記事は、2013年8月15日にCD Baby DIY Musician Blogに掲載された記事、How A Song In A Commercial Drove Over 10,000 iTunes Downloadsの翻訳です。

[この記事は、ゲスト寄稿者、
Andy Lykensによって投稿されたものです。]

多くのミュージシャンは、楽曲の同期ライセンスが、即座に売り上げが上がる上に、多くの視聴者に露出し、また繰り返し演奏権の使用料を受け取ることができる素晴しい方法であることを知っているでしょう。しかし、実際に楽曲がコマーシャルにライセンスされるとき、裏側では何が起きているか知っている人は少ないでしょう。

楽曲の同期ライセンスって何?


この答えをご存知でない場合は、
楽曲の同期ライセンスとは、あなたの楽曲および音源が、TV番組、ビデオゲーム、コマーシャルのBGMなどに使用される、あるいは他のあらゆる種類の動画メディアで利用されるということ、と理解しておいてください。

楽曲の同期ライセンスがなぜ重要か?


あなたの楽曲が使われるとき、その使用料は前払いされます。また、テレビで放送される度に演奏権使用料が発生します(
ASCAP、BMI、あるいはSESACなどの演奏権管理団体によって徴収および分配されます)。

もう一つの大きなメリットは、あなたの楽曲が、あなたのことをまだ知らない人達を含めた膨大な数の視聴者に露出するということです。ここまで理解していただいたところで、コマーシャルで使われた私の楽曲が、多くの新たなリスナを獲得した体験談をしましょう。

私の仕事は、コマーシャルで使われるように楽曲を売り込むことです。これは、色々な方法で実現されます:広告代理店、プロデューサ、そしてミュージックプロデューサなどの既存の顧客に対して新曲を送るだけのこともあります。あるいは、人々をイベントに招待したり、特定のコマーシャルが必要とする条件について直接やり取りすることも多いです。

今回は、広告代理店からイメージの説明を受け、そのスポットに合いそうな楽曲のアイデアをまとめるように要請されました。

こういう説明には、ストリーボード、ラフカット、あるいは単純な脚本などがあります。今回は、家でイチャイチャするカップルに関する、脚本に画像が添付されたPDFファイル状態のストリーボードを受け取りました。これは、Trojan(米国のメーカ)の新製品の広告でした。

こうした要望に適切に応えるカギは、以下を実現するための十分な知識を持っていることです:

  • 彼らが言っていることを音楽的なアイデアに翻訳できる。
  • 選択対象となる楽曲のカタログを熟知している。
  • 広告で効果を発揮する一般的な音楽的なルールを把握している。

私の頭には、「スモーキー」と「猥褻」という単語がこびりついていました。私は、ラッキーにも膨大な楽曲のカタログが扱えます。その多くは、スタンダードあるいはクラシックと呼べるような楽曲です。こういう楽曲は、ライセンスしやすいのですが、同時に古くさくもあるため、創造的な要望には応えられません。

そのため、レーベルと協力したり、社内の制作チームを使って、スタンダードな楽曲の新しいバージョンを作ることがよくあります。こうした改変は、楽曲を全く新しい曲として録り直すことを意味します。この新しいバージョンは、歌詞にも新しい意味を与えることがあります。そして運良く、エルビスのクラシック楽曲「All Shook Up(恋にしびれて)」の新しい録音がカタログにあったのです。

この「All Shook Up」の新しいバージョンをはじめて聴いた時には、ライセンスされる可能性は低いと思ったんです。コマーシャルで効果を発揮する種類の曲とは正反対のスローでダークな曲だったからです。ところが、顧客からの要望を見ると、これがバッチリだと思われました。

代理店も同じ考えで、24時間以内には、この曲のライセンスが決まりました。必要なすべての承認や
ライセンス条件の交渉は言うまでもなく、決定に創造的な判断を必要とする契約にしては、超高速の決定です。

ライセンスの結果、何が起きたか?


楽曲のライセンス料金が支払われたのは当然ですが、続いて急激なダウンロード販売の増加を目の当たりにしました。スポットの放送が4月に始まり、その後の数週間、
iTunes Top 200 singer-songwriter chartの常連となりました。まず、157位でチャートに初登場したと思います。コマーシャル放送が繰り返されるに連れてチャートを上昇し、42位に達し、ある日10位になりました(その後、5ヶ月経っても18位にとどまっていました)!

これは、
楽曲の原盤所有者にとっても、嬉しい驚きでした。コマーシャル放送の影響で、当初の6週間に1万ダウンロードされたのです。これは、大きな収入と、結果としてアーティストにとっての新たなファン獲得を意味します。このコマーシャルは、1年間放送される予定です

これがDIYミュージシャンに何かを意味するか?


  1. あなたが書いた曲が「All Shook Up」ではないにしても、コマーシャルに自分の楽曲を売り込んだり、誰かに売り込みを頼むことで、同様の成功が見込めるかも知れません。なにしろ音楽が使われていないTV番組やコマーシャルなんて存在しないのですから。この「All Shook Up」の1割の成功でも見込めれば、あなたの楽曲が1,000ダウンロードされるということなんです。
  2. アーティストが大好きな楽曲を上手にカバーしたときのパワーを侮ってはいけません。私の個人的な考えですが、オリジナル曲を何百と書き、自分自身のサウンドを確立しているなら、大好きな曲を自分のスタイルで何曲かカバーして新しいアルバムに入れるのはよいアイデアです。もちろん、その曲を使うために必要なすべての許可が必要ですが、それには、メカニカルライセンスを取得すればよいだけです(場合によっては、曲の音楽出版社と直接交渉することも可能かも知れません)。

カバー曲を録音して完成したら、その曲の音楽出版社に送ってみるのも良いでしょう。すでにお分かりのように、顧客が何を求めているかを予測することはできないのですから、我々の楽曲の出来が良いカバーバージョンとの出会いは、大歓迎です。

あなたのカバー曲が、TV、映画、コマーシャル、あるいはビデオゲームで使われることを考えたことがありますか? iTunesで1万ダウンロードされることが、あなたのミュージシャンとしてのキャリアに特別な意味を持つでしょうか? 「
All Shook Up」のこのバージョンはお好きですか?

著者について:Andy Lykens氏は、音楽ライセンスと音楽斡旋のエキスパートです。Google、Monster.com、Torojan、そしてAppleのコマーシャルに音楽を提供すると共に、Bose、Kohler、およびAmerican Airlinesのブランドプロジェクトにも参加しています。音楽ライセンス、売り込み、そしてブランディングに関する更なる詳細については、
andylykens.comを参照してください。

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