Appleが新しい音楽ストリーミングサービス、Apple Musicを発表

この記事は、2015年6月8日にCD Baby DIY Musician Blogに掲載された記事、”Apple announces Apple Music, the new music streaming service”の翻訳です。

By Chris Robley

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Apple MusicSpotifyに挑戦

Appleは10年以上前にiTunesで音楽業界に革新をもたらしました。

Appleは、毎年恒例の同社のWorldwide Developers Conference(世界開発者会議)で、新しいオンデマンドサービスであるApple Musicを発表しました。これで同社は、ミュージックストリーミングの激しい戦場に身を投じ、Spotify、Google Play、Rdioなどと真っ向勝負することになりました。

CD Babyのデジタル流通オプションでストリーミングを有効にしていれば、該当楽曲はApple Musicにも登録されます。さらに、Apple Connectを使ってApple Musicのアーティストプロフィールをカスタマイズできるようになります!

この新しいストリーミングサービスの噂は、Apple (大枚30億ドルはたいて)昨年Beats Musicを買収した時から囁かれてきました。その名称についても、Beats MusicBeats by AppleiTunes Streamingなどが候補とされてきましたが、公式にApple Musicと発表されたのです!

Beatsというブランド名は、実在する人間がキューレーションする全世界対象のラジオ局、Beats1に残ります。

広告が入ることで無料で提供されるプランがあるSpotifyと異なり、Apple Musicには月額が$9.99の有料プランしかありません(3ヶ月間は無料で試せます)。これはSpotifyに有利なようにも思われますが、ストリーミングサービスにカタログを提供するレーベルやディストリビュータは、無料プランを廃し有料プランだけを選択した企業と交渉する方が好ましいと考えるでしょう。

Apple MusiciTunesではありません

一点注意しなければならないのが、Apple Musicが提供するサービスはiTunesとは違うということです。音楽をダウンロードしたい人は、従来通りiTunes Storeを使います。ストリーミングのが良いという人たちがApple Musicを使うのです。もちろん、iTunes Storeを使っていた人がApple Musicと両方使って構いません。

これまでのiTunes Radioは広告入りの無料サービスとして継続されますが、新たにApple Musicの有料メンバー向けの広告なしプランが用意されます。一方で、人間によるキューレーションを売りにしていたBeats Musicの流れを汲み自動ではなくDJが手動で選曲を行って36524時間放送し続けるAppleのラジオ局、Beats1が発表されました。

Apple Musicに自作の曲を登録したいですか?

CD Babyを使って自分の曲を販売していないのであれば、今すぐにアーティスト登録することをお勧めします!

CD Babyを使って自分の曲を販売しているけれど、ストリーミングサービスへの転送を有効にしていない場合は、CD Babyのアカウントにログインしてデジタル流通設定を変更してください。