CDBaby.comでフルトラックストリーミング

この記事は、2014年9月18日にCD Baby DIY Musician Blogに掲載された記事、”Stream FULL tracks on CDBaby.com”の翻訳です。

By Chris Robley

FTS

CD Babyでは、そのオンラインストアでフルトラックのストリーミングが可能です。

30
秒のクリップにするか、フルトラックにするかは、アーティストの自由です。

曲全体を聴けない限り曲は買わないと言うミュージックファンもいますし、一部を聴いて感じがつかめれば買うか買わないかを決められるファンもいるでしょう。

実際のところファンがどう思っているかは、我々よりもアーティストの方がよく理解しているはすです。ですから、CDBaby.comでのストリーミングについては、アーティストが決められるようにしています。

でも、しばらく前までアルバムもシングルも試聴は必ず30秒に決まっていました。

CD Baby
で曲をフル試聴にするにはどうしたらよいのでしょう。

次の手順でオリジナルソングの試聴を30秒からフルトラックに変更することが可能です*:

1) CD Baby
アカウントにログインします。

2)
アルバムあるいはシングルのedit画面を開きます。

3) “Track Preview Option”
リンクをクリックします。

4) “Full Track”
を選びます。

これだけです。これでCDBaby.comではフルトラックの再生が可能となります。

* 注意: カバー曲ではフルトラックのストリーミングはできません。必ず30秒のクリップになります。

ストアであり販促用のツールでもあります。


これで、CDBaby.comのアーティストプロフィールとアルバムページが、ミュージックファンがアーティストについて知り、曲を聴き、購入し、共有するために最適なツールとなったのです。

CD Baby
を訪れるファンは、次のようなことが可能です:

*
アルバムの説明、スタイルの説明、リンクなどから、アーティストが作る音楽について知ることができます。

*
曲やアルバム全体を聴くことができます(アーティストがそう望めば)。

*
曲を無料でダウンロードすることができます(アーティストがそう望めば)。

* CD
、ビニール盤、およびハイレゾダウンロード音源を購入できます。

*
ソーシャルネットワークでアーティストの音楽について共有できます。

*
カスタマーレビューに感想を書くことができます。

—-

しかも、CD Babyの新しいミュージックプレイヤを使えば、フルストリーミング、無料トラック、CDの販売やダウンロードでの販売といったCD Babyのストアのパワーをアーティスト自身のウェブサイトやFacebookページ、その他のHTMLコードが埋め込める場所で利用できるのです。

同期ライセンスからさらに売り上げを上げる5つの方法

この記事は、2014年3月21日にCD Baby DIY Musician Blogに掲載された記事、”5 ways to make more sync money from your music”の翻訳です。

By Chris Robley

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CD Babyは、インディアーティストに同期ライセンスの売り上げとして、これまで120万ドル(約1億2千万円)をお支払いしました。 CD Babyアーティストの多くが、すでに同期ライセンスオプションから売り上げを受け取られていることでしょう。

Digital Music Newsのこの記事によれば、最近では、アーティスト自身が公開した公式ミュージックビデオよりもユーザが制作したYouTubeビデオの方が、アーティストが受け取る売り上げは多いということです。

この事実から想像できるように、弊社が同期ライセンスオプションでお支払いした1億2千万円の多くがYouTube上のミュージックから生み出されています。しかし同時に、ユーザがビデオにミュージックを付けられるJumpcamやAnimotoなどのアプリ、店舗やモールでミュージックを流すオーディオネットワーク、自主制作映画、その他にも顧客の体験を向上させるためにミュージックを利用する多様なプラットフォームなど、他のカテゴリからの売り上げも順調に伸びています。

同期ライセンスと言うと、多くの皆さんが一回のライセンス料が大きいTV番組、映画、ビデオゲーム、あるいはコマーシャルのための大規模なライセンスを想像するでしょう。しかし今日の同期ライセンスには、オンラインのビデオやアプリなど「マイクロシンク」も含まれます。この「マイクロシンク」が、ミュージシャンにとって小遣い稼ぎの規模を超え始めているのです。

今や音楽業界の経済活動をソーシャルネットワーク抜きには語れません。ファンがあなたの音楽を利用することにこそ(あるいは利用したいと思っていることにこそ)、真の価値があるのです。確かに、一回のマイクロシンクライセンスの売り上げは、コーラのコマーシャルで曲が使われるのとは比べ物にならないくらい少ないです。でも、マイクロシンクで重要なのはその回数です。そして弊社が払った1億2千万円で分かる通り、今やファンによるソーシャルネットワーク上での活発な創作行為が大きな金額を生み出しているのです。

そこで、ファンにあなたのミュージックを利用するように促す5つの方法をご紹介します:

1.
まず、ビデオクリエータが良心的な価格でインディミュージックをライセンスできるサービス、FriendlyMusic.comであなたのミュージックもライセンスできることを知ってもらいましょう。その事実をウェブサイトやソーシャルメディア、そしてメーリングリストで周知させましょう。

2.
結婚式のビデオ、家族のビデオ、会社や学校のプロジェクト、休暇のスライドショー、などの個人的なコンテンツであなたのミュージックを自由に使えることを発表しましょう。毎日聴いているお気に入りのあなたの曲をこうしたビデオでも使えることを知れば、多くのファンが喜ぶことでしょう!

3.
ビデオコンテストを開催し、ファンに一番好きな曲のミュージックビデオを制作してもらいましょう。ダンスパーティやストップモーションアニメ、子供達の口パクといったビデオが、今やYouTubeで広告費を稼いでいます(そして、その広告費はあなたに支払われます)。

4.
自作のすべての曲にビデオを作り、アップロードします。単純なアルバムアートビデオでも構いません。YouTubeは、若いミュージックファンが最も好むミュージック再生プラットフォームです。そこにあなたのミュージックがなければ、彼らは一生あなたの曲を知らないままかも知れません。そして、より多くの曲をアップロードすれば、同期ライセンスの売り上げが上がる機会も増えるのです。

5.
最後に、どんな曲がコンテンツ制作者のお気に召すかは誰にも分かりませんから、これまでに発表したすべての曲をCD Babyに登録して同期ライセンスを有効にしてください。大昔に書いた曲が、いつまでも売り上げを生み出し続ける可能性だってあるのですから。

ショーでの携帯電話: プロモーションの拡大か、大いなる邪魔ものか

この記事は、2014年8月29日にCD Baby DIY Musician Blogに掲載された記事、”Mobile phones at shows: A promotional boost for you or a grand distraction?”の翻訳です。

By Chris Robley

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ショーでの携帯電話: プロモーションの拡大か、大いなる邪魔ものか


著作権侵害に対して厳しい立場を取り続けるDon Henley氏が、先日Daily Telegraph紙に「コンサートを携帯電話でビデオ撮影することは(The Eaglesの権利の)侵害である」と語りました。

それは「将来ライブに来る人々の体験を台無しにする」とし、「彼らの初めてのコンサートが質の悪いライブビデオなどではなく、実際の聴衆としての体験であって欲しいのです」と続けます。

個人的な考えですが、なけなしの金をはたいてEaglesのコンサートチケットを買ったのなら、そこに自分もいたという証拠としてちょっとくらいはビデオを撮影できるべきでしょう。さらに言えば、真のEaglesファンが質の悪いYouTubeビデオを観てコンサートを“体験”したと思うかは疑問です。彼らは、それでもショーを観に行くでしょう。

著作権問題は置いておいて、多くの聴衆がスマートフォンを掲げて写真を撮り、ビデオを撮り、ショーについてツイートしている今日のコンサートが意味するものは何でしょうか?

コンサート好きにとって携帯電話は邪魔でしかないのでしょうか? それとも聴衆をソーシャルネットワークを使ってマーケティングしてくれるマシーンに変身させるものでしょうか?

少なくともある種のコンサート体験には不可欠となったこの新たな技術によって、アーティストは聴衆との関係性を失いつつあるのでしょうか? それとも聴衆との関わりはさらに密になっていくのでしょうか?